そもそも、なぜメリットとデメリットを知っておく必要があるのでしょうか。
それは、メリット面を利用して、有利な交渉を乗り換える先のファクタリング会社とできると考えられるからです。また、デメリットも知っておくことで、実際乗り換えしたときに想像との「相違」を軽減することもできるでしょう。
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メリット
- 利用実績があるため、審査などの面で優遇される場合がある。
実際にファクタリングを利用し、支払いを済ませたという実績があるということは、売掛先(取引先)の信用度が保証されているというように捉えられます。(※買取希望の売掛先が変わらない場合などによる)
また、非常に大きなポイントとして、ファクタリング会社の申込者(利用者)の信用度も非常に高いものと評価されやすいです。
他ファクタリング会社で数ヶ月に渡っての利用実績があれば、ファクタリング会社は安定した売掛先(取引先)を持っており、安定した回収を行える利用者と判断されます。
よって、審査に通りやすく、初めて利用した時よりも優遇される可能性があります。
上記で話したように、オッティへの乗り換えの問い合わせでは、手数料の交渉も多くあります。
1%でも手数料は低いほうがいいですよね?
利用実績がある場合、優良顧客とみなされて、相場より手数料が安くても契約したい、というのがファクタリング会社の内情です。
例えば、100万円の売掛債権をファクタリングで売買取引したとします。
手数料が20%のファクタリング会社であれば、
100万円 × 20% = 20万円が手数料となります。
ですので、現金化される金額は80万円になります。
一方で、手数料が12%のファクタリング会社で売買契約をしたとすると、
100万円 × 12% = 12万円の手数料に下がります。
現金化される金額が88万円となり、一ヶ月で8万円の差が出てきます。
もし、20%のファクタリング会社で数ヶ月利用をしていたとすれば、その差は非常に大きいものになることがわかるかと思います。
ファクタリング会社に見積もり・問い合わせをする時は、実際に利用した時の手数料も伝えましょう。その手数料以下で案内される場合も少なくありません。
デメリット
ファクタリング会社へ問い合わせし、書類を提出して審査・見積もりをしてもらう…。この流れは一般的にどのファクタリング会社でも変わりません。
複数社に見積もりを依頼すれば、それだけの手間・時間がかかってしまいます。急ぎで資金が必要な場合には、複数社見比べながらの乗り換えは向いていないでしょう。
しかし、他ファクタリング会社への乗り換えを考えた場合、複数社に問い合わせ・見積もり依頼することをおすすめします。
なぜなら、希望に沿ったファクタリングサービス・接客を行っているファクタリング会社を見つける手助けになるからです。
ファクタリング会社はそれぞれに特徴があります。例えば、オッティであれば、2社間・3社間ファクタリングに対応、出張・郵送契約での対応、即日資金化可能、手数料は5%~などといった特徴です。
電話対応の良さ、レスポンスの早さ、手数料や契約方法を見比べながらファクタリング会社を探しましょう。
実際に乗り換えた後の話になります。前に利用していたファクタリング会社では実績が多数ある場合でも、新規に契約したファクタリング会社には実績がありません。
そのため、前のファクタリング会社では通った要望でも、新しく契約したファクタリング会社では要望が通らない可能性もあります。
また、ファクタリング会社によっては、サービス内容が異なる場合があります。例えば、出張契約対応のみで郵送契約対応はしていない、債権譲渡登記が必須だった、など。
ファクタリング会社に申し込みをする時に、手数料だけではなく、少し面倒かもしれませんが、しっかりとサービス内容も確認することをおすすめします。